オルソケラトロジーについてメモ

最近職場で話題によく上がる「オルソケラトロジー」。

メガネ、コンタクトレンズ、レーシックは知っていたが、「オルソケラトロジー」はぜんぜん知らなかったのを皆に笑われ、悔しくなったので調べてみた。
調べてみると結構多くの施設で処方されているが、日本で厚生労働省の承認を受けたオルソケラトロジーレンズは3種類しかないらしい。
(承認を受けたということは、臨床試験を行い有効性と安全性が保障されている)

アルファコーポレーション社「オルソ-K」:日本で初めて承認を得たメーカー
http://www.ortho-keratology.net/treatment/search.html

テクノピア社「マイエメラルド」:様々な国で認可を得ている
http://www.emeraldlens.com/patient/map/13/map_index.php

東レ社「ブレスオーコレクト」:最近に承認を得た割れにくい素材。日本人の目にあった設計
http://www.universalview.jp/patient/clinic
↑これだけ見ると東レ社が後出しなだけに好い製品か?


それ以外のレンズは全て海外から医師の個人輸入で処方されているとのこと。
オルソケラトロジーのメーカーは、名前も聞いたこともないメーカーである。(東レ社は繊維で有名だが…)

医師同士のネットワークがあるとは言え、海外に精通した医師はいるのだろうか?
海外の未承認のオルソケラトロジーレンズを処方するのは、医師といえども不安である。

厚生労働省の承認がおりたレンズが3種類あるのにもかかわらず、未承認のレンズが日本に残っているのもおかしな話だ。
医師の個人輸入は日本に承認のおりたものがないから、おこなっているものだと思うのだが…

今後も並行して処方されるのだろうか?



ちなみにオルソケラトロジーを扱っている眼科5件に電話をかけ、どのオルソケラトロジーレンズを使っているのか聞いてみたところ
分からないと答えた眼科が3軒、教えられませんと言われたのが1軒、明確に答えたのは1軒。
何種類扱っているのかも聞いてみたが回答は同じような感じであった。

レンズの種類をこちらから選ぶことができず、「全部一律にオルソケラトロジー」というのも不思議である。
眼科でも勝手にコンタクトレンズを選ばれることもあるが、多くの種類がある中から選んでくれているのだろう。

オルソケラトロジーを使用してみたい方は「レンズ」も気にしてみては如何だろうか。